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音楽と映像。この日だけの贅沢な時間。
まるで夢のようだった。ずーっと醒めなければいいのに。

UrBANGUILDは2度目。射守矢雄と平松学を観に来て以来。あれいつだっけ?と思ったら、そーだそーだ、4年前だ。ユニットできてからなかなかライブ観る機会がなく、初めて西でライブやったのがここだったのだ。

とにかく雰囲気がよい場所だったので、ここでやると知って心躍ったのだった。

わくわくしていたのだけど、小磯さんがとても緊張しているのが伝わってきて、私まで緊張してしまった…なぜ(笑)
私はもっとにこにこしてたらよかったなぁ…今日はうつされないゾ(笑)あはは。

3人の演者、それぞれの映像。
MVだと曲ごとのイメージなんだろうけど、演奏中ずっと流れる映像は、もっと大きな、演奏される音楽、演者の世界と混じり合っているみたいだった。
ロードムービーのように、どんどん場面が進んでいくものも世界がどんどん進んでいくようで素敵だったし、あまり大きな動きがないものも、それがかえって、ほんとうに生きているかんじがした。

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映像は、UrBANGUILDの真っ白ではない、むらのある壁に映し出されているのだけど、その「むら」がまたいい味を加えてるようだった。

これまでに出ているReguReguの作品集をもう何度観たかしれない。だから、同じ人形、同じ風景をみつけると、ああっ、と思う。
この間発刊されたばかりの年刊誌「怪奇」に掲載されていたReguReguの漫画を読んだときに「この世界知ってる」という感覚があって、それは小さなときから頭の中にあった世界に似ていると思った。

でも、昨夜、映し出され映像をみつめながら、もう私の身体の半分ぐらいは、ReguReguの世界に行っているのかもな、と思う。
いや、もっとかな。

子どもの頃、寝ている間にみる夢の世界は、「あっち側」の世界で、起きているときの「こっち側」の世界は、「あっち側」の世界の私が眠っているときにみる夢の世界。「あっち側」と「こっち側」は、凸凹に対になっているのだと思ってた。
今は、「あっち側」と「こっち側」と、もうひとつの「ReguRegu」の世界を行き来しているような気がする。そのくらい、融合して、境目が曖昧になる。

音楽と映像、そのどちらもほんとうにほんとうに素晴らしかった。
とてもよい夜だった。